戸山プレーパーク見学会報告
9月6日(土)、戸山プレーパークに行ってきました。
火曜日から土曜日まで、毎日やっているそうなので、きっとプレーパーク的(!?)な子どもたちがいっぱいいるんだろうなと、楽しみでした。
まず、驚いたのが、とても廃材から作ったとは思えないほどがっしりした巨大ウォータースライダーです。
その高さ2メート以上ある高台から、次々に滑り降りるのですが、そこはプレーパーク、子どもたちは普通には滑っていません。
銀マットを丸めた上にまたがったり、すごい子はその上に立って、サーフィンのように滑っていたり、はたまた、三人四人と腕組して滑っていく子どもたちもいました。
下から駆け上ってくる子どもも。
下から駆け上ってくる子どもも。
時には衝突したり。”自分の責任で自由に遊ぶ”がプレーパークですから、それもOKなんですね。
このウォータースライダーも来週取り壊すとのこと。残念ですが、来年の夏までお預けですね。
次に驚いたのは、木と木の高いところに板を渡しただけのツリーデッキ。
これがまさか子どもの遊具とは、大人は思いもよらないと思います。
”のぼるのをてつだってもらってはいけません”という張り紙が貼ってあるのが印象的でした。
そんなツリーデッキに、次から次へと、木や柱を伝ってうまく登っていく子どもたち。
降りるのは、きっと怖いはずなのに、みんな同じようにうまい具合に後ろ向きになって飛び降りていました。
登れそうな体つきなのに登れない子もいます。まだ小さいのに、何度も何度もチャレンジして遂に登ってしまった子もいました。
登りたいという強い気持ちが、登れるようになるのだとプレーリーダーのヒデさんが言いました。
10年もの間、ここでの子どもたちを見守り続けてきた人です。
プレーリーダーという職業は、決して生半可な覚悟ではできないとは思っていたけれど、これほどまでに大変なのかと、ヒデさんのお話を聞いて、またまた驚きました。
行政をはじめ、警察署、消防署、小学校との関わり、地域交流、子どもがケガをしたときの対処や心のケア、一言では言い尽くせないほどの、気の遠くなりそうな地道な努力です。
そんな目には見えない努力とは正反対に、ここでの居心地の良さ、明るい空気は、プレーリーダーさんが作っているんだなあ、と感じました。
遊具の出し入れを手伝っている子どもたちににその都度”ありがとう”と声を掛けています。
その”ありがとう”という一言ががどんなに子どもたちの心に響くことか。
また、さっきまで子どもたちに混じってウォータースライダーを滑っていたかと思ったら、今は別の子どもたちとツリーデッキの上にいます。
ツリーデッキの上で、降りれずにいる子どもをそっと降ろしてやってもいました。
そんなプレーリーダーさんのまわりに子どもたちが集まってくるのが、よくわかります。
ところで、突然、ホームレスさんがやってきて、子どもたちに話しかけようとしていました。
遠くで見ていたヒデさんの表情が一変して厳しい表情に変わりました。
そしてその方が去っていかれるまで、視線をそらしませんでした。
ここは、プレーリーダーさん以外にも、世話人の方たちがいっぱいいます。
あー、ここなら、子どもを安心して遊ばせておける、と感じました。
今の時代、何が起こるかわかりません。
地域の中で、安心して遊ばせられる場所、プレーパークの第二の役割を、ここで感じました。
そして、その役割の中心であるプレーリーダーさんの存在がかなり大きいこともわかりました。
プレーパークがまだまだ知られていないのと同じように、プレーリーダーという職業もまだまだ確立できていないそうです。
いろんなことを考えさせられる1日になりました。
(by 雨宮)
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